たとえばエンジンが搭載されていないため、当然ながらエンジンオイルや点火プラグなどの油脂類や消耗品の交換が必要になることはない。

 一応、インバーターを冷却するために冷却水は使用しているが、エンジンのように高い温度になることもほとんどないため、車検のタイミングでも交換ではなく添加剤の追加程度でOKとなることが多いようだ。

 また、多くの電気自動車はトランスミッションをもたないため、トランスミッションオイルというものも存在しない。とはいえ、モーターの回転を適切な回転数にするための減速機というものが存在し、そこに少量のギヤオイルが使用されている。

 ただこちらも通常のトランスミッションのように多量のオイルは使っておらず、日産リーフの場合で1.41リットルと少量のため、コストも少なくて済むのだ。