その一方で、なかなか浮上のきっかけをつかめないのが坂本勇人内野手(34)だ。「5番・遊撃」でスタメン出場したこの日も快音を響かせることはできなかった。初回に1点を先制してなおも二死一塁の場面では力ない二飛に倒れ、3回の2打席目は二死満塁のチャンスで150キロ直球に詰まらせられて遊ゴロ。5回は四球を選んでつなぎの役割を果たしたものの、7回の4打席目も三ゴロに倒れ、3打数無安打に終わった。

 すでに1割を切っていた坂本の打率は、とうとう7分1厘まで低下。原監督も心配した様子で自ら「あとは勇人くんかな」とポツリ。前日の21日には「本人も懸命にやっているんでしょうけどね。速い球に対応していかないとね。自分でどうやって対策を講じていくか」とハッパをかけつつ「もう少し日にちがあるんでね」と自力での復調を望んでいたが…。

 オープン戦は24日から26日までの残り3試合。残された時間は少なくなってきた。

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