野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)が、21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦で胴上げ投手となり、大会MVPにも輝いた。チームをサポートした水原一平通訳は、これまでになかった二刀流の姿を目撃。試合後に報道陣に対応し「翔平があんなに楽しく野球してるの初めて見た」と語った。
 日頃から行動を共にする相棒にも、日の丸を背負う二刀流の姿は新鮮だった。試合中のベンチでは誰よりも大きなリアクションを見せ、年下の選手を気遣う。劣勢の場面では、ナインを鼓舞するように大きな身振りでカツを入れた。
 侍ジャパンは、チームの雰囲気も間違いなく世界一だった。水原通訳も「間違いなく自分の人生の中で一番くらいに楽しい思い出でしたし、チームメートもめちゃくちゃいい子ばっかり」と強調。新たな大谷の一面を垣間見えたWBCを堪能したようで笑顔を見せた。