野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は18日(日本時間19日)、準々決勝(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)が行われ、D組1位のベネズエラがC組2位の前回王者・米国に7-9で敗れた。5回に2017年ア・リーグMVPのホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)が右手に死球を受けて交代。米メディアは「右手親指の骨折が懸念されている」と伝えた。

【画像】「右親指骨折の懸念」 動かせない親指が痛々しい…2017年MVPアルトゥーベがベンチで苦悶の表情を浮かべた画像

 2-5の5回無死二、三塁。逆転を狙うベネズエラはアルトゥーベは、右腕D.バードが投じた顔面付近のボールに仰け反ったが、避けきれなかった。右手の指に当たり、バットを挟まれた様子。そのままうつ伏せに倒れ込んで悶絶した。手を固定したままベンチへ。そのまま代走が送られた。

 米メディアが死球の動画を公開。所属するアストロズ公式ツイッターは右手の怪我を明かし、翌日に精密検査を受けてから詳細を発表すると報告した。さらに米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターは、「ホセ・アルトゥーベは右手親指の骨折が懸念されている」と説明した。

 アルトゥーベの死球の後、ベネズエラは暴投や適時打、犠飛などで逆転した。しかし、7-5の8回に米国の9番ターナーに逆転満塁弾を浴びて敗退した。米国は19日(同20日)にキューバと対戦。もう一つの準決勝は日本とメキシコが20日(同21日)に激突する。

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