ついに都内で2人目が

東京都は今日午後、WHOが緊急事態を宣言した「サル痘」について、都内で2人目の感染者が出たことを明らかにした。

このことに対してTwitter等の各種SNSでは様々な声が上がっている。中には「サル痘の感染源はゲイだ」「ゲイがいなくなれば感染は途絶える」「ゲイは連帯責任を」といった差別的な投稿も数多く見られる。

しかし、英QMULの報告からも分かるとおり、サル痘の感染者は必ずしも男性の同性愛者に限らない。同報告では男性の同性愛者が感染者に占める割合は95%。残りの5%は異性愛者であることが分かる。

こうした差別や誤った固定観念の流布に対して、NPO法人PLOG(プログ・Protect the Right Of Gay)の代表であり本人も同性愛者と告白している山本氏(37)は
「サル痘はゲイに限らないと政府はしっかり周知すべきだ。AIDSの感染源はゲイだとして差別を受けた歴史を繰り替えすのか」と怒りをあらわにする。

また山本代表は法規制の必要性も説く
「SNSでサル痘とゲイを結びつくような書き込みもありますがこういった書き込みはヘイトスピーチそのものです。処罰の対象にすべきです。」

サル痘と同性愛を結びつけるのは差別に他ならない。人類はまたしても差別の歴史を繰り返してしまうのか。
法規制の是非も含めて政府や自治体の責任が問われるだろう。