俺「あのなぁ・・・元服すると、「諱(いみな)」が与えられる。要は、実名、本名である。
ここでの諱とは「忌み名」という意味合いをもっており、生前に実名を口に出すこと、人前で明かすことは禁忌とされていた。
つまり、家臣が平然と「信長様!」と実名で呼ぶのは失礼であり、このような状況はなかったと考えられている。んだわ」

俺「それでは、どのようにして呼ぶのか。通常は、本名ではないが仮の下の名前として「通称」を使っていたようだ。
豊臣秀吉の場合は、「藤吉郎(とうきちろう)」である。目上の人に対しては呼ばないが、同輩や目下の人には、通称で呼ぶことが一般的だった。
大河ドラマにもなった「官兵衛(かんべえ)」は「黒田如水(くろだじょすい)」の通称である。
織田信長は「三郎」、明智光秀は「十兵衛」、徳川家康は「次郎三郎」が通称となる。んだぞ」

馬鹿「あああ…」

信長「あきれた」