暑い夏の日差しに文句を垂れ、

寒い冬の訪れには身を布団によじらせて眠くもない目を懸命に閉じる

母の冷たい視線にはうっすらと横目で流して反応し

父の呆れたような諌言には論理のない暴論で全否定する

家族は年を重ね
私は体たらくを積み重ねていく



そういう人に………私は……なった。