不倫関係にある男性警察官と庁舎内で性的行為をしたなどとして、広島県警が2月、本部所属の女性職員を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にしていたことが、県警への取材でわかった。県警は処分を公表していなかった。

 監察官室によると、女性職員は2022年6月〜23年4月、男性警察官と勤務時間中に本部庁舎内で性交を複数回繰り返したという。2人とも既婚だった。監察官室は「県警に対する信用を著しく失墜させうるものだ」として処分。関係者によると、男性警察官も昨年処分を受け、依願退職したという。

 処分を公表しなかった理由について、監察官室は「休憩時間中の行為だった可能性があり、職務を怠ったとまでは認められなかった。職務上の行為にかかる懲戒処分ではないため、発表の対象に該当しなかった」と説明した。

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