ちょっと自分語りするで

ちょうど一年前に この道を通った夜
昨日の事のように 今はっきりと想い出す
大雪が降ったせいで 車は長い列さ
どこまでも続く赤いテールランプが綺麗で

サイドシートの君は まるで子供のように
微笑を浮かべたまま 眠れる森の少女
ゆすって起こした俺を 恨めしそうににらんで
俺の手を握り返し「愛が欲しい・・・」と言った