シャープペンシルを使用した児童に対して手首をつかむなどの体罰を行ったとして、兵庫県教育委員会は26日、同県宝塚市立小学校の女性教諭(40)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

県教委によると、教諭は6月14日、担任する6年のクラスを指導していた際、学校が使用を禁止しているシャープペンを使っていた女子児童を発見。ランドセルにしまうよう指示したが児童が従わなかったため、腕をつかみ、手からペンを引き抜いた。その後、教室の壁に掲示されている生活のルールを確認するよう児童に指示。従わなかったため、手首をつかみ、壁の前に連れて行こうとしたが、児童は抵抗。手を振りほどこうとして転倒し、机に後頭部を打った。児童は右上腕部の皮下出血や右肩間接捻挫などの軽傷を負った。

教諭は県教委の聞き取りに対し「シャープペンをしまうことへの指導に固執し、児童につらい思いをさせてしまった。深く反省している」と述べている。

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