「なあ、この音何?」
流石に気になり始めたんか誰かがそう言うと、ワイらは我に返り動きを止めたんや。
音のする方を見てみると、遠くから誰かが歩いて来とるのに気付いた。
背格好から男やということがわかった、良く見ると何か棒のみたいな物を持って、それで地面を叩いて「コーン、コーン」と音が鳴らしとったんや。
「あ、やばい」
ワイはすぐ周辺住民が苦情を言いに来たんやと察した。
ワイらが自分に気付いたのがわかったんか、
「おーい。なんなんだおまえらよぉ。なあ。」
そう言って近づいてくる男にワイらはビビっていると、誰かが言ったんや。
「キ〇ガイだ」