京都アニメーション放火殺人事件の裁判で、弁護側の被告人質問が続き、青葉被告は事件を起こすきっかけについて、「賞に落とされたことが大きい」と述べました。

「“闇の人物”に対し、つけ狙うのをやめてというメッセージ」青葉被告が犯行動機語る 京アニ放火事件

先週から始まった青葉真司被告の裁判は、弁護側による被告人質問が4日目を迎えました。これまでに青葉被告本人が、京アニの賞に落選し裏切られた気持ちになったことや、事件の約1か月前に埼玉で無差別殺人を計画していたことを明らかにし、その背景に京アニへの恨みがあったと説明しました。

14日の裁判では、弁護側から「賞に落選したことが事件を起こす最終的なきっかけか」と問われると、「かなり大きなきっかけ。転機になったのは間違いない」と答えました。

この裁判で、弁護側は責任能力がなかったとして、無罪か減軽を求めていて、検察は「筋違いの恨みによる復讐」と主張しています。