親父は名匠と言われるほどの木彫職人で彫られた作品には表情が籠ると評判だった
そんな親父を追いかけて木彫職人になるも、どうもからっきし
親父が死んで遺産も尽き、母と2人で細々と暮らしている
親父が世話になってた問屋さんがワイの彫った未熟者を義理で買ってくれるから生活が成り立ってるんだ
ワイが彫った物は河童でもタヌキと間違えられる、馬を彫れば三本足…
どうしたものかな?