熊本県警警部補に傷害罪で罰金命令 熊本簡裁 自宅周辺の住民を引き倒す
8/26(土) 17:49配信

熊本日日新聞
熊本県警本部

 昨年7月、「関係者に暴行を加え、傷害を負わせた」として戒告の懲戒処分を受けた熊本県警の40代

の男性警部補に、熊本簡裁が傷害罪で罰金30万円の略式命令を出したことが26日、分かった。命令は今

年の7月31日付。

 県警は熊本日日新聞が今年2月、未公表の懲戒処分を報じた際の情報公開請求に対し、開示した処分

概要で被害者を「関係者」としていたが、実際は熊本市内にある警部補の自宅周辺に住む40代男性だっ

た。

 複数の関係者によると、警部補は勤務時間外だった昨年2月19日夜、熊本市内で、私有地の空き地に

無断で入り込んで犬を散歩させていたこの男性と遭遇。口頭で注意した後、互いのやりとりを巡ってト

ラブルになり、男性を複数回引き倒すなどして頸椎[けいつい]捻挫や全身打撲のけがを負わせた。

 男性の被害届を受けた県警は警部補を書類送検し、熊本区検が今年7月26日、傷害罪で略式起訴した



 熊日の取材に県警監察課は「個別事案についての回答は差し控える」としている。県警は昨年12月に

も、「関係者に傷害を負わせた」として巡査1人を戒告処分にしている。(松冨浩之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e1dae2e0727184446a17cbe3a4b96124b3f6a06