一緒に行った子供は一部暴力的な表現が怖いなりに、けっこう面白かったようです。
しかし私はちょっと考えさせられました。

敵役の非理谷充はステレオタイプの弱者男性(差別的なので使いたくなかったのですが作中の敵役を一言で表せる言葉が他になかったので仕方なく)です。
仮にこれを女性に置き換えるとこんな感じになるのかな、と思います。(これを書くのもじつは恐ろしいのですが)

・非理谷 充子
・契約社員として働く一方、婚活を続けるも何年もうまく行かない
・心の支えの推しのジャ◯ーズタレントが結婚して絶望
・スーパーで万引き犯と間違えられる
・超能力に覚醒
・黒い超能力に飲まれ園児に加害
・超能力に目覚めたしんのすけに助けられ、精神世界で昔いじめてきた女児に打ち勝ち人の心を取り戻す
・最後はひろしに壊した車の修理代金について言及される

うーん、炎上どころの騒ぎじゃすまないと思います(制作陣は間違ってもそんな映画は撮らないでしょうが(笑))。

しかし、弱者男性であれば子供向け映画にしてしまうし、ここでもけっこう好評で気にもとめられない。
ちょっと怖いことだと思いました。
実はこういうのが差別というやつではないかと考えさせられました。