虹夏「よーし、練習も終わったし、皆で銭湯でも行こっかー!」ぼっち「え…?」
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ぼっち「銭湯…ですか?」
虹夏「うんっ、下北の駅近にあるんだー、練習で汗かいたしみんなで行ってみようよ」
喜多「いいですねえ!ひとりちゃん、行きましょうよ」
ぼっち「え、け、けど…、普段は家に帰ってからお風呂入ってて」
リョウ「たまには広い浴場で湯船につかるのも気持ちいいし楽しいよぼっち、一緒行こう」
ぼっち「え、…あ、は、はい…」
虹夏・喜多・リョウ「(……)」 さかのぼること数時間前…
喜多「伊地知先輩、スマホで何見てるんですか?」
虹夏「え?あ、うん。こないだの喜多ちゃん達の学校の文化祭で撮った、みんなのメイド服姿みてたんだけど」
喜多「ああ、ありましたね。お客さんも繁盛して、楽しかったですよね」
虹夏「ああ、うん…そだね…、けどそういうんじゃなくて」
虹夏「おおきいよね、やっぱ…」
喜多「え?」
虹夏「いや…だからさ…おおきいよね。ぼっちちゃん、その…、おっpi」
喜多「………、あー…」 喜多「うん…まあ…その…、そうですね。その…うすうす感づいてはいましたけど」
虹夏「その、このメイド服姿もすごいし…、結束バンドのTシャツ着てるときもかなり
胸が強調されてて…その」
喜多「ま、まあ…そですね…いや、まあ…そうなんですけど」
リョウ「おつかれ?ん?どしたの2人とも、浮かない顔して」
喜多「あ、リョウ先輩、実はその…ごにょごにょ」 リョウ「あー、ぼっちのアレね。かなり大きいよね。何を今さら。
ぼっちはダイヤの原石だって前にも言ったじゃん。いざという時はぼっちに水着着せて
稼ぐ算段くらいは立ててるし」
虹夏「いや立てんでいい、そんな算段。あ、いやまあ…そうなんだけどさ。けど、
実際に見たことないし、どれくらい大きいかどうかって実際分からないというか…
意外にちゃんと見てみたらそうでもなかったりするのかなって」
喜多「そ、そうですよね。そういえば、ひとりちゃん。ジャージ姿でいるときは
全然大きい感じしないし…、ひょっとして服によってそう見えてるだけかもですし」
リョウ「まあ…ふたりはその歳で恐ろしいくらいぺったんこだから、そう思いたい
気持ちはわかるけど」
虹夏「あ?何言ってんだ、てめえ…?」
喜多「は?リョウ先輩の発言でも今のはいただけませんけど」
リョウ「ご、ごめん…」 リョウ「けど、まあ…そんなにぼっちの胸の大きさ、生で確かめたいなら確かめたらいいんじゃない?」
虹夏「いやいやそんなの、いくら女の子同士っていってもさ、そんなの頼みずらいというか」
喜多「そ、そうですよっそんなことひとりちゃんに頼めるわけ」
リョウ「いや、別に頼まなくたっていいよ。例えば…」
……
駅前の銭湯
虹夏「い、いやー久しぶりだなー、銭湯なんて。さっそくはいろっか皆っ」
喜多「行きましょ、ひとりちゃん」
ぼっち「え…、あ…は、はあ…」 脱衣所
ぼっち「(どうしよう…人前で裸になったり苦手なんだけど…、中学の修学旅行
のときも、どういうわけか周りからジロジロみられたトラウマが…けど、まだ
同じバンドの皆ならまだ平気かな…)」
虹夏「そ、それじゃ早速服脱いで入ろっか」
喜多「そ、そですね、ってあれ?リョウ先輩は…?」チラチラ
虹夏「あー、リョウはね。銭湯にあるゲーセンで遊んでから来るって」チラチラ
喜多「へ、へえ」チラチラ
ぼっち「(って…あ、あれ…、虹夏ちゃんも喜多ちゃんもわたしのこと…チラチラ
みてる?な、なななんで…?)」 虹夏「(…なかなか服脱がないなぼっちちゃん…)」ジロジロ
喜多「(ジャージ姿だと特にわたしと同じくらいにみえるのに…不思議…、
はやく脱いでくれないかな…)」ジロジロ
ぼっち「(2人とも…、チラチラどころか…、普通にガン見みてるっ!?)」
ぼっち「あ、あのっ、わ、わたしそのっ…と、トイレ行ってきますっ、ふ、ふたりは
お先にお風呂どうぞっ」
喜多・虹夏「え…」 浴室
湯船につかる2人
喜多「ひとりちゃん…中々来ませんね。リョウ先輩もですけど」
虹夏「うん…そだねー。いやー、ぼっちちゃんが着替えるとこ、
つい気になってジロジロみちゃったから警戒されちゃったかもね。悪いことしたなー
、……、」チラ
喜多「そうですね、つい見入ってしまいましたね…、……」チラ
虹夏・喜多「(……)」
虹夏「(喜多ちゃんには、ぎり勝ったかな…)」
喜多「(伊地知先輩には、ぎり勝ってるわよね…)」 数分後・・
リョウ「ごめん、遅くなっちゃって。ちょっとみるだけのつもりだったんだけど、懐かしいゲームで1回遊んじゃった」
虹夏「遅いよーリョウ」
虹夏・喜多「……」
喜多「(うそ…でしょ…?リョウ先輩…、意外に大きい…、ユニセックスな見た目なのに…)」
虹夏「(くそ…、リョウは昔からスタイルいいんだよな…悔しいけど…)」
リョウ「………」チラ
リョウ「……、ごめんね」
虹夏「は?は?何でこっちのほうみて急にあやまったの?リョウ?何に対しての謝罪?は?」
喜多「そうですよなんですか、こっちチラ見してその言いぐさ。それ、感じ悪いですからやめてください」
リョウ「いや…ごめん」 リョウ「ってあれ、そういえばぼっちは?」
喜多「脱衣所入るまでは一緒だったんですけど、トイレに行くって言ったきり戻ってこなくて」
リョウ「ふーん…そっか」
虹夏「うーん、やっぱり警戒されちゃったかな。喜多ちゃんがぼっちちゃんが服脱ごうとするところ、
あんなにジロジロみるから…」
喜多「ええ、わ、わたしですか。伊地知先輩だってだいぶガン見してたじゃないですかっ」
虹夏「え、そ、そうかな…うーん、けどほんと遅いなぼっちちゃん」
喜多「けど…まあ、わたし思うですけど。よくよく考えたら、さすがに過大評価しすぎてるかもな
っておもいはじめてて…」
虹夏「え?」 喜多「いや…、ひとりちゃんの胸の話ですよ、着てる服によって全然大きさ違ってみえるし…ひょっとして
実際の大きさは、そこまでじゃないんじゃないかって」
虹夏「あ、それわかるー、私もなんかあんまり過度に期待しすぎるのもアレかなって」
喜多「で、ですよねですよね、普段のジャージ姿でいるときはそんな大きい感じしないし、まあ勘違いとは
言わないけどっ、ぶっちゃけ、ちゃんと生でみたら」
喜多「私たちとそこまで変わんないんじゃないかなって」
虹夏「そだよね、実際生でみたら、ちょっと、ひょうし抜けするんじゃないかっておもって、私も感じ始めてるんだよねっ」
リョウ「……、おいたわしや…」
虹夏「あ?さっきからなんだてめえ…」
喜多「そうですよなんなんですか、ほんとなんなんですか?」
リョウ「いや…ごめん」
リョウ「(…やれやれ。まったく何言ってんだか、ぼっちは『ダイヤの原石』だって前から言ってるのに。
ぼっち、いいから早く浴槽来て、この二人に引導を渡してやってくれ…)」
ガラッ
ぼっち「お、遅くなってしまってすみません…」 ぼっち「すみません、と、トイレが混んでて遅くなっちゃって」
ぼっち(って嘘です、みんなに裸見られるのがはずかしくて、皆が浴室入った後もずっと脱衣所でまごまごしてました…
け、けど同じバンドメンバーだし、もう付き合いも長いしっ!わ、わたしも慣れなきゃ!裸の付き合いくらいっ!)」
虹夏「でっ」
喜多「エッ」
リョウ「は?プ…」
ぼっち「…え?」
虹夏「え?あ、ああ!お、遅いよぼっちちゃん。待ってたんだよっ、ぼっちちゃんも早く身体洗って湯船おいでよ」
喜多「そ、そですね、いいお湯で気持ちいいしっ、ひとりちゃんも一緒につかりましょうよ」」
ぼっち「あ、は、はい…」 湯船につかる4人
虹夏「……いやーけど、練習後にこうやって銭湯につかるってのもたまにはいいねー」
喜多「…そですねー、練習の疲れがとれるし、いいですよね」
リョウ「うん、まあ、たまにはいいね、ぼっちもそうおもうよね」
ぼっち「……え、あ、ああそですね。お湯、あったかくてきもちいいです」
ぼっち「……」
ぼっち「(よかった…、3人とも普通だ…、最初、浴槽に入ってきた瞬間は、へんな空気流れた気がしたけど気のせいだったんだ。
昔から人の目が気になって銭湯とか苦手だったけど…、これでわたしもようやくできるようになったのかな…裸の付き合いってやつが…)」
ぼっち「(あれ、けど3人とも少し顔赤いような……ひょっとしてずっと前から湯船につかったまま
私の事待ってたのかな…?だったら待たせて悪いことしたな…)」
虹夏・喜多・リョウ「(……………)」 ………3人の心の中
虹夏「(でっっっっっ!!でっっっっっけえええええええええええっ!!
え?え?ちょ…、え?うそ…、ぼっちちゃん…む、胸、で、でっっ…でかすぎない…?
え?う、うそ…そんな…嘘でしょ…、ふ、普通にテレビとか雑誌のグラビアアイドルとか…え?てか…湯船に浮いて…え?ええ…
なにこれ、何食べたらそんな…え、ちょ…、う、うそ…でしょ…や、やばい…なんか顔熱くなってきた…!)」
喜多「(エッッッッッッ!!!エッッッッッ!な、なにあの大きさ…!う…ううう嘘でしょっ…!?
いや…大きさだけじゃなくて…、や、柔らかそうで…え?形もすごっ…キレ…、でっ…て、ていうか、
工ッッ!工ッッ!工ッッッッッ口っ!!
ど、どうしよう…なんかひとりちゃんのこと、ちょ、直視できない…なんか…身体…が熱っ…!)」
リョウ「(は?え…?なんだろ…、『ダイヤ』の原石って…、わたし今まで何考えてたんだろ…、
そんなのぼっちに失礼じゃん…、もうダイヤとかいうレベルじゃないじゃん…、『プラチナ』じゃん…
なんだよそのおおきいスイカ…、てか、触りたい…揉みたいんだけど。同姓同士だし…、ふざけた感じでもんじゃダメかな?
触りたいわ…プラチナに触りたいわ……プラチナぼっち)」
…… ……その後 帰り
虹夏「いやー、けどほんといいお湯だったね、風呂上りのコーヒー牛乳もおいしかったし、ね?ぼっちさん」
喜多「そうですね、銭湯にあったゲームセンターも楽しかったですし!ね、ひとりちゃんさん?」
ぼっち「………え…は、はあ…、そ、そですね…はい」
ぼっち「(どうしよう…、お風呂から出たら、何故か2人が『さん』付けで呼んでくる…一体何があったんだろう」
リョウ「うん、まあ確かに。こうしてたまに皆でお湯につかりにくるのもいいね、プラチナもそうおもうでしょ?」
ぼっち「(リョウ先輩に至っては、もう完全に私の呼び方変わってるし…プラチナってなに…?一体何が…)」 ぼっち「あ、あああの3人ともっ、ど、どうしたんですか!?さっきから様子がおかしいような…!」
虹夏「え?あっはは、そ、そっかな、ごめんごめん、ぼっちちゃん。けどなんていうか、あれだね。なんていうか、あれだよね2人とも」
喜多「ええ、そうですね」
リョウ「うん、まあ、そうだね」
ぼっち「え…?」
虹夏「身の程をわきまえずほんとすみませんでした」
喜多「大して変わらないんじゃ…とか淡い期待抱いてすみませんでした」
リョウ「ダイヤとか失礼なこと言ってすみませんでした、…あと触っていい?」
ぼっち「え!?いやなんですか急にっなんのことですか!?」
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