故障から1軍復帰間近だった阪神・湯浅京己投手(24)が30日、左脇腹を痛めた。ウエスタン・リーグ広島戦(丸亀)の9回に登板して1回2奪三振で無失点だったが、甲子園での試合後、岡田監督が「脇腹を痛めた」と明かし、離脱が長期化することになった。

 WBCに出場し、開幕から抑えを任された湯浅だが、右前腕筋挫傷で6月16日に今季2度目の登録抹消。7月23日に2軍練習試合で実戦復帰し、順調なら8月1日の中日戦(バンテリンD)での1軍合流も見込まれていたが、復帰時期は白紙に戻った。

 湯浅は今季、15試合で0勝2敗8セーブ、3ホールド、防御率4・40。

 また、阪神・大竹耕太郎投手(28)が発熱などの体調不良を訴え、この日、コロナ感染拡大防止特例の対象選手として出場選手登録を抹消された。7勝(1敗)、防御率1・89の左腕は、8月2日の中日戦(バンテリンD)に先発予定だった。岡田監督は「他に誰か探さないといかん。(当面の離脱を)想定しとかなアカンわ」と先発ローテの再考を示唆。才木も不調で2軍落ちしており、ビーズリー、秋山、西勇らが代役の先発候補になりそうだ。