6月14日、大阪市は建設局に所属する48歳の職員が、上司の頭や胸を殴り、熱湯を浴びせ、スタンガンを使用する暴行を行い、ケガをさせたなどとして、懲戒免職処分にしたと発表しました。

【写真を見る】「上司の仕事ぶりに強い不満あった。口頭注意してきたが激高してやってしまった」大阪市建設局の職員を懲戒免職

懲戒免職の処分を受けたのは、大阪市建設局総務部の48歳の技能職員です。

 大阪市によりますと、この職員は2021年7月~9月にかけて、当時所属していた中浜工営所で、上司の職員に対して、頭や胸を殴り、熱湯を浴びせたうえ、スタンガンを使用するなどの暴行を繰り返して行い、ケガをさせるなどの行為をしたということです。

具体的には、頭や胸を手やスリッパでビンタしたり、チェーンロックで殴打、コップの熱湯を足元にかけて、スタンガンを2回ほど押し当てたということです。大阪市は警察に被害を相談したうえで、14日付けで建設局総務部の48歳の技能職員を懲戒免職処分しました。

職員は「上司職員の仕事ぶりに強い不満があった。口頭注意してきたが激高してやってしまった」と反省したといい、スタンガンについては「10数年前に職場の先輩からもらって職場に保管してきた」と話しているということです。

 また、同じ中浜工営所に所属する57歳の技能職員は、2020年4月~2022年3月にかけて、3人の部下に対して、継続的にパワハラ行為を行い、職場の秩序を乱したということです。3人の部下のうち1人は病気休職をしているということです。大阪市はこの57歳の職員を停職3か月の懲戒処分にしました。
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