2014年、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は高血圧に関する新基準を発表しました。
それは、健康診断時の高血圧判定基準が、「上147mmHg、下94mmHg」という従来の目安より大幅に緩和された数値でした。

人間ドック学会の主張の根拠は、「これまでに人間ドックを受診した150万人のデータを統計的に分析した結果、上147mmHg、下94mmHgの範囲内の人の95%が健康であった」というものです。

ところが、日本高血圧学会がこれに猛反発したのです。
基準値が勝手に引き下げられては、多くの「お客様」を失うことになります。
医療機関や製薬会社にとっては大損失なのです。


ほうほう