ワイの大学の恩師の1人で海外の公衆衛生の専門家がおるんや
高野健人って人で、井戸を作って乳幼児死亡率を下げるための支援をしてた人なんやけど、その先生がある地域で井戸を作ったんや
しかし、数年経っても乳幼児死亡率が下がらない
なんでやろと思って調べたら、その土地の人には「水とは泥水のことで、透明な水は気持ち悪くて使えない」という感覚で全然井戸水を使わず、スイギュウの糞の混じった泥水を使って赤ちゃんを育ててたんや
そこで教育したら井戸水を使うようになって乳幼児死亡率が下がった
先生曰く「その土地にはその土地の常識があるから、それを尊重しつつ教育も行うことが大事だと反省した」そうや