巨額の予算を与えられたやつにしては思い切りすぎやろ

――本作における福澤監督の“冒険”とは?

「これまで観たことのないドラマをつくること」。
それには、思い切りが必要だと考えています。
世の中には数多くのヒット作と呼ばれるものがあると思うのですが、視聴者の皆さんは、そのはるか上を期待してドラマを観てくださってると思うんです。だからこそ、成功したパターンをなぞっているだけではいけないし、観る側の期待が上がったなら超えていくしかない。言うのは簡単ですが、具現化することは難しいのですが。
だから僕には、“自分がおもしろいと思ったものを一生懸命つくる”ことしかできないなと思ったんです。そしてそれを継続する。それが今、僕にとっての “冒険”だと信じています。