インタビューのなかで、今回の「宣伝戦略」について質問すると、鈴木さんは「あまり戦略って言葉は好きじゃない」と答える場面がありました。

そしてインタビュー終了後、鈴木さんは改めて「揚げ足を取るようで悪いんだけど」と笑顔で前置きしながら、「戦略は戦争で使う言葉で、そうなると勝ち負けになってしまう。そういうことじゃないんだ」と話してくれました。

もちろん、映画はヒットして多くの人に見てほしい。でも、宣伝が勝ち負けを争う「戦略」になってはいけないという、鈴木さんの映画に対する誠実な思いが伝わってきました。