仮放免から一転、念願のサッカー出場へ 名古屋入管、外国籍の少年らに在留特別許可
2023年7月3日 05時05分 (7月3日 10時50分更新)

名古屋入管前で、交付された在留カードを見つめる少年と母親=6月28日、名古屋市港区で

日本で生まれ育ちながら、在留資格を得られず仮放免状態のまま愛知県尾張地方で暮らしてきた外国籍の少年(17)ら母子4人に、在留特別許可が認められたことが分かった。少年らは名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に対し、繰り返し在留特別許可を求めていた。入管は理由を明らかにしていないが、識者は6月9日に成立した改正入管難民法を巡る議論で、「子どもの利益」が焦点となったことの影響を指摘する。 (梶山佑)

本紙は、少年が移動の自由が認められないなど、さまざまな制約を課せられている日常について、6月10日の紙面で報じていた。

住民票なく試合出られず 改正入管法成立、タンザニア国籍
https://www.chunichi.co.jp/article/721352