(CNN) ウクライナ国防省情報総局は6月30日、ロシア軍が占拠を続けるウクライナ中南部ザポリージャ州のザポリージャ原子力発電所に送り込まれたロシア人が「段階的に退去している」ことを明らかにした。

退避しているのがロシア軍兵士なのか、ロシアの国営原子力企業ロスアトムの従業員なのかは具体的に示さなかった。「占領者たちは同原発への派遣人員を減らしている」とSNS上で報告した。

最も直近に入手した情報によると、同原発の敷地から最初に退去した人員の中にはロスアトムの従業員3人が含まれるとも説明。同社と契約し働いているウクライナ人従業員に対してもロシアが同じく占領するウクライナ南部クリミア半島への退避を勧告しているという。

ザポリージャ原発を巡ってはウクライナのゼレンスキー大統領が最近、ロシアは同原発でテロを計画していると主張していた。