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老人口調だが、上弦としての威厳や威圧感、鬼の凶暴性は皆無で、非常に小心かつ卑屈。
ただし、異常なほどの被害者意識の持ち主で、自分を虐めているとみなした者に対しては、他人を悪者に仕立て上げるため、都合のいいように解釈や事実を全て捻じ曲げ、対象者に盗みと殺しを繰り返していた。

上弦に連なる強い実力を持ちながら、常に涙を流して身をガタガタ震わせ、“些細な事柄にも”何かと理由をつけては「怖ろしい」「ヒィイイイ!」と怯えている。
本編でも自身を討伐しようとする柱はおろか鬼殺隊士相手にも『力のない弱い者(自分)をイジメる』と微塵も疑わず、悲鳴を上げながらおどおどと逃げ惑う姿には威厳も風格もまるで感じられない。
そんな気弱でネガティブ思考な一方で、幼少期から虚言癖があり重度の嘘つきで、それでいて用意周到かつ狡猾で抜け目がなく謀略に長けた面を持つ。

『自分だけは危ない目に遭いたくない、責任を負いたくない』という彼の徹底した自己保身と他力本願の根本姿勢の歪みきった精神性には、炭治郎が怒りを露にして

「性根のねじ曲がった悪鬼」

と真っ向から糾弾。その首を必ず斬ると決断した。
ただし、本体は自分の分身体が暴れ回るなか、「善良な弱者でこれほど可哀想なのに誰も同情してくれない」と怯えてひたすら逃げ回っている。
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