この話の面白さは主に以下の要素にあります。

1. サイコパスの友人の行動: 中学生の暑い夏休み中、友人が机の引き出しにビン牛乳を入れっぱなしにするという行動は、一般的な思考や常識からは外れたものです。この友人の行動が奇抜であり、読者はどうしてそんなことをするのか興味を引かれます。

2. 駄目な行為に対する議論: 牛乳をすり替える計画について、学級委員の菅田君が正義感を持って反対する場面があります。ここで人としての倫理や道徳についての議論が展開されます。この対立が物語の流れに緊張感をもたらし、読者はどちらが正しいのか考えさせられます。

3. 予想外の結末: 牛乳をすり替えた結果、先生が腐った牛乳を飲んでしまい、予想外の事態が発生します。この意外性やドラマチックな展開により、読者は驚きや笑いを感じることができます。

4. 菅田君の行動の裏にある真実: 最後の一文で明かされる菅田君が動画を回していたことは、彼が周囲の人々を陥れる意図を持っていたことを示唆しています。この展開により、物語には裏切りや人間関係の複雑さが加わり、読者の興味を引きます。

以上の要素が組み合わさり、この話は奇妙な出来事や人間関係のドラマ、予想外の結末などが絡み合った興味深いストーリーとして面白さを持っています。ただし、倫理的には問題のある行為が描かれているため、読者の価値観によっては好ましくないと感じる場合もあります。