子宮頸がん「性行為のやりすぎでなる」は本当か?

性行為のやりすぎは、子宮頸がんを発症するリスクを高める可能性があります。
性行為の回数やパートナーの人数が多いと、HPVの感染機会も増えるからです。
また、HPV感染を持続させる原因の一つとなり、子宮頸がん発症のリスクを高めてしまいます。

しかし、性行為を多く経験しているから、子宮頸がんになるリスクが高いとは、一概にいえません。
「不特定多数の相手」と性交渉をしているなど、“HPV感染リスクが高い性行為”をしているか否かが、非常に大切なのです。

性交渉の頻度よりも、HPV16型・HPV18型など、
ハイリスクなタイプのHPVに感染しているかどうかが重要であり、
性交渉の回数や経験が少なくても、ハイリスクタイプのHPVに感染すると、
がんの前段階である異形成に進む可能性が高くなります。