東幕下筆頭の紫雷(31=木瀬)が向中野を寄り倒して勝ち越し、来場所の再十両昇進を決定的にした。

 「長かったッスね。いろんな人に迷惑をかけた。罪滅ぼしの思いはあります」。

 紫雷は昨年初場所で新十両昇進を決めた。しかし、場所前に違法賭博に関与した疑いから、師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の判断で同場所を休場。関取として、土俵に上がることはなかった。

 紫雷は「化粧まわし、締め込みはしまってあります。同期生から贈られた帯もやっとつけられるようになると思います」。

 大きな壁を乗り越えて残り2番。「のびのびじゃないですけど、今までのようにガチガチの相撲はとらなくていいと思います」。関取“デビュー”へ備えていく。

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