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第2段階として、人工知能を使って脳波を解析して、思考を解読します。

スタンフォード大学グループは、
脳波を計測して思考を解読しているのですが、
論文を発表して既に20年近くが経過しています(文献1、2)。現在、ブレイン・マシン・インターフェースという分野に発展しています。
ところが、スタンフォード大学グループは、企業より遥かに遅れているのです。

実は、NTTは人工知能を使って、
脳波から思考を解読する技術について
特許を取得しています。
具体的には下記の通りです。
脳波トポグラフィーによる音節認識装置
出願人: 日本電信電話(NTT)
特許番号: 特許2515875号
登録日: 1996年4月30日

NTT特許に使われている人工知能は、
多層ニューラルネットワークであり、
別名、パーセプトロンともいいます。

この人工知能は、入力層、中間層、出力層の3層構造であり、
入力層は25ユニット、中間層は10ユニット、
出力層は2ユニットになります。

個々のユニットが人工ニューロンであり、
人間の神経細胞がモデルになっています。

NTTと異なって、スタンフォード大学グループでは、
多層ニューラルネットワークは使っていませんから、解読の精度は落ちるでしょうね。