韓国で「MZ世代」の若者を中心にウイスキーの人気が高まっている

最近、YouTubeやSNSなどを見ると、韓国の若者が日本へ遊びに行く映像がたくさん流れている。それらの映像で共通しているのは「日本のビールが美味しい」と言っていることだ。ビール好きな人に言わせると「韓国のビールの味は薄くて、日本のビールはコクがある」という。

2019年に日本が韓国企業をホワイト国(輸出手続きの優遇国)から外したことをきっかけに、韓国では「NO JAPAN」運動が始まった。コンビニで安く売られていた「日本産のビール」も「買いません」「売りません」ということになっていたが、いまでは普通に店頭に並べられ、日本のビールもウイスキーもよく売れている。

韓国では、焼酎を水割りなどにせずストレートで飲むことが多く、さらに早く酔うために「爆弾酒」を飲む人たちもいる。「爆弾酒」とは、焼酎にビールを混ぜたかなりキツイ飲み物であるが、会食などでは「爆弾酒製造」の担当というわけのわからない役目の人がその強い酒をつくって、全員でバテるまで飲むこともある。

しかしそれも、いまの「MZ世代」と言われる若者たちには通じない。韓国では、現在20代から30代の若者たちを「MZ(エムジー)世代」と呼んでいるが、彼らはそんなに強い酒が好きではないからだ。だから、韓国の焼酎業界も度数低めの焼酎を出し始めた。そしてコロナ禍のなかで、さらにMZ世代の飲酒事情が変わった。

続き
https://news.yahoo.co.jp/articles/741d83ffa5506a5cd7f3883fba22b6b98284708b