美容外科「高須クリニック」院長の高須克弥氏をインターネット上で中傷したとして
名誉毀損(きそん)の罪に問われた大学生の男(22)
=埼玉県越谷市=の判決が11日、さいたま地裁であった。
高橋純子裁判官は「被害者の社会的評価を低下させる」などとして、
懲役10カ月執行猶予3年(求刑懲役10カ月)を言い渡した。

判決によると、男は昨年2月16日、
自宅でスマートフォンを使ってネット上の掲示板「5ちゃんねる」で高須氏を名指しした上で、
「【緊急速報】ガチで逮捕」といったスレッドを3回作成。
高須氏が交通死亡事故を起こして逮捕されたなどとする
虚偽の書き込みをして、名誉を傷つけた。

高橋裁判官は「過激な投稿をすれば反応してもらえるとした動機は浅はか。
二度とやらないようにしてください」と指摘した。
一方で、「被害者が寛大な処分を求めているほか、
精神障害が一定程度犯行に影響し、治療への意欲を見せている」
などと執行猶予付きの判決が妥当とした。

https://www.asahi.com/articles/ASR5C54TZR5CUTNB00D.html