中国の駐福岡総領事館の成岩副総領事らが、鹿児島市東坂元3丁目の鹿児島東高校を訪ね、交流イベントを開いた。20~30代の若手領事が中国で流行するアニメや料理などの質問に答え、生徒と友好を深めた。


同校は中国語を第二外国語とするほか、2020年に中国の姉妹校とオンラインイベントを開いている。領事館が県日本中国友好協会を通じ、対面のイベントを呼びかけ、19日実現した。

質疑応答で生徒から「日本で驚いたこと」を問われ、領事は「中国の温泉は水着で入る」と回答。「若い世代で(人気漫画)ワンピースを知らない人はいない」「エビチリは中国にはない」などの答えに、生徒は驚きの声を上げていた。

中国語を学ぶ3年の竹内凜さん(17)は「知ってるようで知らないことが多かった。実際に行ってみたい」。成副総領事は「鹿児島に来られてうれしい。生徒たちが友好の架け橋となってほしい」と話した。