一家の大黒柱は家の主人、すなわち男性であると思っている方も多いだろう。
確かに、経済的な意味ではそうだ。しかし、霊的な視点で男女を考えると、実は女性の方が神に近く、家の霊界の中心になっている。
旧約聖書の天地創造の記によれば、神は最初の男性アダムのあばら骨からエバを造ったとある。これだけ見ると女性は男性より下であるように見えるかもしれないが、そうではない。神は、万物を造られた。
それも、下等なものから順に高等なものを造っていったのである。つまり、創造が後になればなるほど、より神に近い存在、完成度の高いものになったと言えるのだ。天地創造は、6日間で終わり、7日目に神は休息された。
そして、天地の覇者として人間を造られたのである。最初に男、次に女。
女は、男が造られた後、神の創造されたものの最後の完成品として出現した。女性の方が神に近い存在である事は、女性の腹から子供が生まれて来る事から見ても推察できる。しかも、子種が宿り、育つ部分を「子宮」という。宮とは、つまりお「お宮」である。神社のお宮とはつまり神が臨在される場所。女性の子宮は、神が住まうお宮と同じなのである。
かつて、神の啓示を受ける立場の者は女性だった。特に日本では女性の方が神霊に対する感応が鋭敏だったので極めて重要な存在だったのだ。
●女性の祈りは、神に届く
女性達はもっと自信を持っていい。豊かな霊性に目覚めるべきだ。
きめ細やかな情感、子を育てる母の愛、盲目になるほど男に注ぐ女の無報酬の愛…。それらは、全て、女性が神に近いがゆえにできる事なのである。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は男性的な天地創造神ヤーウエを主神として崇めているが、本当はその奥に女性神がいて、銀河系宇宙を創造された。
神社神道では、けっして表に出ないその女性神の事を菊理姫と呼んでいるのです。
女性が、神仏に対してとても熱心なのは、男性よりも神に近い存在だから。
私は、これは本当の事だと思っています。