カワウは名前の通り川に住む「鵜」の仲間ですが、池や沼、ダム湖などで増加の一途をたどっています。
川魚などを食い荒らす被害が全国で相次ぎ、「黒いギャング」とも呼ばれています。

 三重県津市内にある池にはカワウの巣が100個以上あり、産卵期後半の現在は200羽以上が生息しています。

 三重県内水面漁業協同組合連合会が2月に調査した県内のカワウの生息数は、去年の2倍ほどとなる約4000羽でした。

 1羽が1日あたり0.5から1キロの魚やエビなどを食べるため、放流した鮎の稚魚がすぐに食べられてしまう被害もありました。
稚鮎は1キロ4300円の値が付くため被害額はばく大で、カワウ1羽あたり年間18万円以上の被害が報告されています。

 そこで、カワウ撃退のために用意されたのがドローンです。県の許可を得た三重県内水面漁連のメンバーらが集まり、
着色したドライアイスをドローンで運び巣に投下していきます。卵を冷却し孵化させないようにすることで繁殖を抑制します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/906ab4c9fae53603b96d2b799515e016be08c341