フリュネの人生において最も有名な出来事は裁判である。アテナイオスは、彼女が訴えられ、恋人の一人である雄弁家のヒュペレイデス(Hypereides)により弁護されたと伝えている。アテナイオスはその起訴の理由について詳細を述べていないが、偽プルタルコス(en)が、不敬によるものであると書き残している。

判決が不利になるかと見えた時、ヒュペレイデスが裁判官達の同情を得ようとフリュネの衣服を脱がせ、胸元を顕わにした。彼女の美しさが、神秘的な恐れとともに裁判官達の胸を打ち、彼らは「アプロディーテーの女預言者であり神官」に有罪の判決を下すことができなかった。彼らは、フリュネを可哀想に思い、無罪を言い渡したのである。

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