栃木県足利市で2匹のヤギが突然、姿を消しました。2匹は地域の人たちによって育てられていて、人々の間に悲しみが広がっています。

ヤギの世話をしていた今井佳子さん
「ショックでした。言葉が出ないくらいつらいです…。戻ってきてほしい」

いなくなったのは、去年7月に産まれた「はるか」と「あいか」です。栃木県足利市にある広場で、地域の人たちによって育てられていました。

毎日世話をしていた男性が2匹を小屋に入れたのは、7日の夕方だといいます。

地域のみんなから愛されていたという2匹。ヤギには珍しい「お手」や「タッチ」などの芸も自然と覚えたといいます。

ヤギの世話をしていた今井佳子さん
「本当にかわいかった…。私が来ても『メェ~』って鳴いて、草も食べずに待っていてくれていたり。疲れているときも元気をもらっていたので。心のよりどころにしたかった」

来月にはヤギ牧場をつくり、ふれあいや芸のお披露目会をするはずでした。その計画も中断せざるを得ないといいます。

NPO法人「あがた農楽園」 石川隆道理事長
「家畜じゃなくてペットなんです。みんな涙を流しているけど、私も本当に涙が出ますよ。無事に生きていれば、ヤギはみんなに愛されて。ヤギがいなくなってみんなが悲しんでいるので、もしだれか飼っていたら本当に返してください」

https://news.livedoor.com/article/detail/24060661/