「『CORPUS DELICTI』が無ければ罪に問われない」という法律の条文を「殺人を犯しても死体が発見されない限り罪に問われない」と解釈し、被害者9人の遺体を自宅敷地内の工場にあったドラム缶に入れ、硫酸で溶かして処分して完全犯罪を企もうとした。

これはラテン語で、直訳すると「死体」とも取れるが、法律用語としては「犯罪構成要件」という意味であり、殺人以外の犯罪においても使用される。

殺人の場合、一般的に犯罪構成要件は「人を殺した事実」であり、死体が発見されなくともその他の証拠などから人を殺したことが証明できれば、裁判で有罪になることもある。