国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)がこのほど発表した2022年調査によると、英語を母語としない112カ国・地域のうち、日本人の英語力は前年の78位からさらに順位を落とし、80位となった。これは5段階中4番目となる「低い能力レベル」(61〜87位)に分類される。

調査は世界の約210 万人がオンライン上で受験した無料テストのデータを分析し、「英語能力指数」として国・地域別のランキングにまとめた。受験者の地域別の割合は欧州35%、アジア24%、中南米20%、アフリカ20%、中東12%。年齢の中央値は25歳だった。

英語力トップの国はオランダで、「非常に高い能力レベル」(1〜13位)「高い能力レベル」(14〜31位)の多くは欧州の国々が占めている。

アジアの国・地域の結果をみると、最高がシンガポールの2位で、次いでフィリピン(22位)、マレーシア(24位)、香港(31位)などの順。韓国は36位、中国は62位で、いずれも日本を上回っている。

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