アフリカ東部ウガンダの国会で、同性愛者だと自認しただけで「犯罪者」になり、性交渉をした場合には死刑になるおそれもある法案が可決された。欧米からは非難が相次ぎ、トゥルク国連人権高等弁務官も22日、「この種の法案としては、おそらく世界最悪だ」とする声明を出した。

 英BBCや国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)によると、ウガンダではすでに同性愛者同士の性交渉が違法行為だが、21日に採択された法案が実際に施行されればさらに厳しくなる。

 HRWによると、同性愛者が性交渉をくり返したり、同性の障害者と性交渉を持ったりした場合には、より罰則が重い「加重罪」が適用され、死刑になることもある。「未遂罪」は14年以下の禁錮刑とされている。

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