ベンチでは、お互いを知るために、少し日本語でしゃべったりしたよ。『ナニヤッテンノ?』とか。彼が好きだったのは、『ナニヤッテンノ、コンチャン(近藤)』『バカジャナイノ』とか。たぶん、僕がそういうフレーズを言えると知らずに驚いただろうけど、僕の母が使ってたりしててね。もちろん野球の会話も含め、楽しんだよ。

 今回のWBCで日本代表としてプレーできたことは、家族にとっても、僕の母にとっても、本当に素晴らしい経験だった。日本人の母を持って、本当に誇りに思う。僕だけじゃない。僕ら兄弟のために、母がどれだけ献身的でいてくれたか。彼女の家族にとっても、とても特別なこと(Pretty special)だったと思う。金メダルも母にプレゼントしたい。

 米国に来てから、仲間たちには「離れるのは寂しい」と伝えたよ。だからまた、侍ジャパンに戻ってきたい(I have a plan to come back)。そして、メジャーで出来るだけプレーしたいけど、いつか、キャリアのどこかで、日本のプロ野球でプレー出来たらいいなと思っているよ。最高!にっぽんだいすき!!(ラーズ・ヌートバー)