【WBC】ヌートバー独占手記「日本人としての誇り」栗山監督の手紙と大谷翔平に学んだ事

侍ジャパンのラーズ・ヌートバー外野手(25)が、全試合に1番打者として出場し、3大会ぶりの世界一奪回に攻守で貢献した。

史上初めて米国で生まれ育った日系選手が日の丸を背負い、チームメートと歓喜を共有し、家族への感謝とともに、かけがえのない時間を過ごした3週間。さまざまな思いを明かし、本紙に手記を寄せた。前後編で2日連続で掲載します。

9歳の時から、日本を代表する選手になりたいと思っていて、3回目の優勝の一員になれた。今、夢の中にいるようだよ。胴上げされるのは初めてで、今までにないくらい最高の瞬間だった。自分がその1人になれて、すごく驚いたよ。

日本でプレーできたことは、僕の人生を変える経験になった(a life changing experience)。日本人とアメリカ人のハーフで生まれたけど、日本を代表することで自分の中で心が開き、熱くなった。日本人としての誇りを、もっと感じられるようになったよ(So much proud of Japanese)。なにより、ファンが僕を受け入れてくれて本当に感謝している。僕の人生を変え、かけがえのないものにしてくれた。

今回のWBCで日本代表としてプレーできたことは、家族にとっても、僕の母にとっても、本当に素晴らしい経験だった。日本人の母を持って、本当に誇りに思う。僕だけじゃない。僕ら兄弟のために、母がどれだけ献身的でいてくれたか。彼女の家族にとっても、とても特別なこと(Pretty special)だったと思う。金メダルも母にプレゼントしたい。

米国に来てから、仲間たちには「離れるのは寂しい」と伝えたよ。だからまた、侍ジャパンに戻ってきたい(I have a plan to come back)。そして、メジャーで出来るだけプレーしたいけど、いつか、キャリアのどこかで、日本のプロ野球でプレー出来たらいいなと思っているよ。最高!にっぽんだいすき!!

https://www.nikkansports.com/baseball/samurai/wbc2023/news/202303220001623.html