大阪市のコインロッカーで回収されたカバンから赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、警察は33歳の母親を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

接客店従業員の谷口成美容疑者(33)は1月、大阪市淀川区の阪急十三駅付近にあるコインロッカーに、生後間もない女の子の赤ちゃんの遺体をカバンに入れて遺棄した疑いが持たれています。

カバンはコインロッカーの管理会社が回収した後、大阪市西淀川区の倉庫で約1ヵ月間保管され、3月16日、従業員がカバンの中を確認して遺体を発見しました。

遺体は、へその緒がついた状態でカバンに入っていたということです。

警察によりますと、谷口容疑者は大阪市内の量販店でカバンを購入した後、路上で赤ちゃんを産んだとみられています。

谷口容疑者は調べに対し、「お金もないし、誰の子どもかもわからないので、育てるつもりがありませんでした」と容疑を認めています。