米国代表の主将を務めるマイク・トラウト外野手(31)が、WBCを満喫している。14日の米誌スポーツ・イラストレーテッドによれば、MVP3度の“現役最強打者”は、感慨をあけっぴろげに語った。

 「何というか、こんなにグラウンドで楽しいのは本当に久しぶりだ。ここにいる誰に聞いてもそう言うが、本当に楽しいんだ。すごいよ、マジですごいよ」

 トラウトはエンゼルスで大谷翔平と同僚で、昨季まで5年間を共闘。だが、この間ポストシーズン進出はおろか、勝ち越した年さえ一度もない。トラウト自身は2014年だけ10月の野球を経験したが、地区シリーズでロイヤルズに3連敗し、敗退した。

 「WBCとポストシーズンは似ているか」との質問には「ああ、本当に似ている。(13日の)メキシコ戦は今夜(カナダ戦)よりもっと声援が大きかったけれど、すごくクールだった。感じるんだ。グラウンドにいると、本当に(雰囲気がレギュラーシーズンの試合と)違うんだ」