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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表は野手はマイク・トラウト、ムーキー・ベッツなどトップ選手がそろったが、投手はサイヤング賞受賞者が1人もおらず、明らかにベストの顔ぶれではない。

 マーク・デローサ監督は「WBCでうまくいくためには、どのチームもどの国もベストの選手をそろえたい。選手集めがこんなに難しくあるべきではない」と本音をもらした。スポーツ専門局「ESPN」電子版が10日(日本時間11日)、報じた。

 WBCで投げるためには選手は長いシーズンへの準備を通常よりも1カ月早めに始めないといけない。そして球団も選手も代理人も、大事な身体をリスクにさらしたくない。22年、ア・リーグでサイヤング賞を獲得したジャスティン・バーランダーも、投票で2位だったディラン・シースも米国代表で出ていない。

 デローサ監督は「MLB球団は選手たちがWBCでプレーするのに、今後はもうちょっと『OK』の考え方でないと」と不満を口にした。第1戦で先発するアダム・ウェインライトはどうすれば投手がもっと参加するようになるかと聞かれ「みんなもっと理解しないといけない。米国代表のトレーニングスタッフはプロフェッショナル。質が高く、球団のスタッフと同様に選手をきちんと見てくれる。所属する球団によって選手の練習プログラムが異なっていても、うまく対処できる」と話す。ゆえにもっと前向きになるべきだと。

 

 世界中で最も良い投手がそろっているのは明らかに米国だ。22年に活躍した先発投手は、他にもアレク・マノア、シェーン・マクラナハン、シェーン・ビーバー、マックス・フリード、アーロン・ノラ、ザック・ガレン、コービン・バーンズなどたくさんいる。しかし1人も出ていないのである。

ほんとの本気ならこのメンバーが来ます