公安審査委員会は13日、オウム真理教の後継団体「アレフ」が、団体規制法で義務付けられた活動状況の報告が不十分だとして、再発防止処分を出すことを決めた。公安調査庁の請求を認め、全国13施設の一部または全部の使用、布施といった金品などの贈与を受けることを6カ月間禁止。アレフの活動は大きく制限される。団体規制法に基づく再発防止処分は初めて。

 公安庁によると、アレフは2000年以降「観察処分」の対象で、3カ月ごとに構成員や資産状況などの報告が課されている。報告資産は19年11月に約12億8千万円だったが、その後、報告しないものが大きく増え、22年11月には約2千万円だった。
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