ヒュンッ。
颯爽と現れ、王女をさらうワイ
「大丈夫か?後は任せろ」

王女「あ、あなたは一体…」キュン

すかさずガトリングガンの弾をリロードする。
同時に、背負った槍を後方に投げる。
脇目も振らず、背後の気配を頼りにガトリングガンを100発お見舞いした。

パンパンパンパンパンッ!!

1発の無駄なく、敵の脳天をとらえた。

そして残るは後1匹ー。
その気配が背後から迫ってくるのを感じた。

王女「ワイさん、危ない!」

瞬間、先ほど投げた槍が敵の頭上に落ちた。
敵「ぐあぁぁ!」

王女「まさか!…ここまで見越して槍を投げていただなんて」
瞬間、勇者ワイは王女と唇を重ね、一礼。
颯爽と森の中に消えてしまった…

王女「あぁっ!まだお礼も言ってないのに!」
「なんて素晴らしい方…敵を蹴散らし、お礼も受け取らず、嵐のように去っていってしまった…」

今もなお勇者ワイの伝説は受け継がれているという。