警官に撃たれて死んだ「41歳男」無惨な遺体を見た友人が抱く疑問「殺してもいいと思ったのでは?」服役中の “誤診” 疑惑も


 1月13日の昼過ぎ、静かな午後の時間が流れていた大阪府八尾市に不穏な車列が現われた。先頭の車を運転していたのは、住所、職業不詳の石橋健太容疑者(当時41歳)だった。

 石橋容疑者の車を「盗難車」と認識したパトカーは追跡を開始する。隣町から3分近く追い続けたあと、車列は幼児教育施設がある細い路地に入った。その先の交差点の信号が「赤」のタイミングで、警察は運転する石橋容疑者に職務質問を試みた。すると、車はパトカーにバックで衝突。

 警官が停止を求めたが、石橋容疑者は応じず、白昼の住宅街には4発の銃声が鳴り響いた――。

「警察発表では、2人の警官が盗難車を挟むように両脇に立ち、それぞれ2発ずつ計4発を発砲し、3発が石橋容疑者に命中しました。

 発砲後、車は20m先の交差点の信号機に激突して停止。石橋容疑者は公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されましたが、右脇腹を撃たれたことが致命傷となり、搬送された病院で失血死が確認されました」(事件担当記者)