魔王「やあ」

ワイ「覚悟せい魔王!……ってお前はワイやんけ!なんやこれは幻術か!?」

魔王「幻術でも整形でもないよ。僕は紛れもなく君だ」

ワイ「異世界になんでワイがもう一人おるんや!おかしいやろ!」

魔王「そうだね。でもおかしいのは僕ではなく君のほうだよ、ここは君の精神世界なんだ」ワイ「おファッ!?」

魔王「現実でうだつの上がらない君は自分を全肯定してくれる異世界という逃避先を夢見た…それが僕だ
君はいわば僕の最後に残った良心とでもいうべき存在だな」

ワイ「そっそんな…」

魔王「僕を殺せば君は全てを思い出し40代童貞ニートの現実に戻れるだろう、ただしこの世界で得た力や名声
君を全肯定してくれるヒロイン達は失われ二度と戻ってこない、それでも僕と戦うつもりなのか?」

ワイ「……」