一方、今村容疑者を小学校時代から知る女性に話を聞くと、その印象は一変します。

 今村容疑者の中学時代の同級生:「小学校の時は5、6年の時に同じクラスだったんですけど。担任の先生をいじめて、先生が学校に来なくなった。ソファっていうか椅子に画びょうを敷いたりとか。先生の持ち物を捨てるとか、ただ精神的に追い詰めて。『いや、俺じゃない』っていうような感じで、知らんぷりですね」

 今村容疑者は小学校6年生の時に担任をいじめて、学級が崩壊。担任は学校に来られなくなり、卒業式にも出席しなかったといいます。

 中学時代の同級生:「同級生も、私も含めですけど、(今村容疑者に)いじめられていたんで。本人が気に食わないことがあると、いじめる標的にされて。物を捨てられたり、机捨てられたりとか」「(Q.机も捨てられるんですか?)そうですね。窓から捨てられたり」「(Q.校舎の窓から?)そうです。3階とかから、雪の積もってる外に捨てたりとか」

■中学卒業後も…金を巡るトラブル絶えず

 中学校に入ると、今村容疑者の素行はさらに悪化したといいます。

 中学時代の同級生:「不良の軍団。そこのボス、頭というのにいて。他校に行って、けんかしたりみたいな感じはありましたね。あと、カツアゲ。『酒買ってこい』とか『たばこ買ってこい』みたいなのも、ありましたし」「(Q.中学校行ってる時に、酒・たばこを買ってこいと?)そうですね。『お金は?』って言ったら『お前が出せ』みたいな。買わないと何されるか分からないんで。たばこの銘柄が間違ってると、怒られます」

 中学を卒業してからも、金を巡るトラブルが絶えなかったといいます。

 中学時代の同級生:「16歳か17歳の時に、彼から恐喝にあったんですけど。当時、付き合ってた女の子がいて、(今村容疑者が)浮気してて。『お前のせいで別れたんだから、慰謝料よこせ』って言われて。『30万払え』みたいな、『体売ってでも払え』って言われて。親に言ったら、親が警察に行って、そのまま被害届出した」