岸田文雄首相は23日、衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、少子化により社会機能を維持できるかどうかの「瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれている」と語った。
岸田首相は、「急速に進展する少子化により、昨年の出生数は80万人を割り込むと見込まれ、我が国は、社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれている」と述べ、こども・子育て政策への対応は「待ったなしの先送りの許されない課題」だとした。
また、4月に発足するこども家庭庁の下で「今の社会において、必要とされるこども・子育て政策を体系的に取りまとめつつ、6月の骨太方針までに、将来的なこども・子育て予算倍増に向けた大枠を提示する」と付け加えた。

https://www.bbc.com/japanese/64357321